Kagurazaka 45.Tokyoのブログ

専門誌編集者のブログです

2019-01-01から1年間の記事一覧

動物写真家の写真集

動物写真家さんの写真集をときおり買い求めるようになって、「同じ動物を、ことによれば同じ場所で撮っている場合すらあるのに、伝わってくるものがなぜこうも違うのだろう」と不思議に思っている。もっと言えば、一つの写真集のなかでさえ、ずっと眺めてし…

ボノボに初めて会う

日本では動物園でも飼育されていないようで、馴染みがなかったのだが、先日訪れたフランクフルト動物園で、完全にボノボにやられてしまった。 ボノボはチンパンジーの一種。「考古学的にみると,かつて地球上にはもっと多様な類人猿のなかまがくらしていたら…

フランクフルト動物園に行く

割と世界各国を旅しているほうだけど、今回はじめて、海外の動物園を訪れた。フランクフルト動物園。仕事でドイツに飛んだのに乗じての、束の間のおさぼりだ。 ネットで調べる限り「1858年に創設されたドイツで2番目に古い動物園」というくらいの情報しかな…

今年もCP+に行ってきた

今年もCP+に行ってきた。本来は周辺の横浜の街並みもふらふらぶらぶらしたいところだが、あいにく仕事の都合があり、足を運べるのは今日3/1(金)のみと決まっていた。必然,「いかに効率的にまわるか」に命をかけることになる。事前に組んだのは下記の予定…

「野生動物」の反対語?

「野生動物」という言葉の反対語のひとつに、「人間との関わりを前提に生きている動物」というのがあるかもしれない。ペットしかり、家畜しかり、そして、競走馬しかり、である。 長らく競馬を趣味にしているが、競馬を走るサラブレッドは、人が「走らせるた…

動物写真家の写真から伝わるもの

動物写真が好きになり、編集者という仕事柄の癖もあり、できるだけいろいろなプロフェッショナルの方々の、つまり国内外の多くの動物写真家の写真を漁るように拝見するようになった。驚いたのは、同じような場所で同じような動物を撮っていても、撮り手によ…

アラスカを想い、アフリカを想う

昨年の秋、静岡のIZU PHOTO MUSEUMというところでやっていた巡回展「没後20年 星野道夫の旅」を(仕事の出張にかこつけて)見に行く機会があった。行ってよかったし、もっと大きな器で大々的にやっていい内容だと感じたが、「動物写真」というジャンルそのも…

野生動物が遠い

野生動物の写真が好きになって、自分でも撮ってみたくなったものの、自分の仕事もそれなりにやっている日々では、なかなかそんな機会は得られない。少なくとも東京のど真ん中で暮らしている自分は、野生動物の写真を撮るためには、そこそこ遠くまで行かなけ…