Kagurazaka 45.Tokyoのブログ

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フランクフルト動物園に行く

 割と世界各国を旅しているほうだけど、今回はじめて、海外の動物園を訪れた。フランクフルト動物園。仕事でドイツに飛んだのに乗じての、束の間のおさぼりだ。
 ネットで調べる限り「1858年に創設されたドイツで2番目に古い動物園」というくらいの情報しかなかったが、動物写真を好きになって、こういう楽しみ方が増えたことは嬉しい。滞在中のホテルは、この動物園の近くをチョイス。地下鉄でほんのひと駅、歩いても行ける距離で、時差ボケで朝4時に目が覚めると、窓の外からおそらく動物園から聞こえてくるものと思われるいろいろな鳥たちの鳴き声が聞こえてきた。カメラはメイン機を持参すべきか悩みに悩んだが、今回はあくまでも本業優先ということで、携帯性を重視してPanasonicLUMIX TZ85を忍ばせる。
 入場料は12ユーロ。3月上旬のドイツの寒さはほぼ北日本レベルで、風も強く、動物たちもあまり外に出ていない。ただ、国土が圧倒的に広くて人口密度も低いという、国そのものの感じが動物園にもきちんと反映されていて、ゆったりとした飼育環境が確保されている。そのせいもあってか、動物園にしては動物たちが「いきいき」とまではいかないけれど、本来の雰囲気というか「らしさ」のようなものを垣間見せる確率が高いように見受けられた。
 全体的に日本の動物園とは飼育している動物の種類が違うな〜と感じたが、ここでもっとも衝撃を受けたというか、印象に残ったのは、チンパンジーの一種、ボノボだった。なんというか、しぐさ、歩き方、親子の雰囲気、来場者である人間への態度などに如実に表れる「ヒトっぽさ」みたいなところにすっかり釘付けになってしまった。ボノボについてはまた稿を改めたいと思う。

 一つ驚いたのは、アフリカンワイルドハウンド(だったと思う)の飼育場所のなかに、動物の死骸と思われる残骸が置かれていたこと。これって、餌っていうこと? 亡くなった動物を置いているということ? そんなわけないよね。でも、カラスがつついてたくらいだから、偽物じゃないよな......。

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▲これはいったい......? 動物園スタッフが見つからず、尋ねることができなかった。

 なお、フランクフルト中央駅からフランクフルト動物園に行くには、地下鉄のうちの「Uバーン」というやつで「Enkheim」行きに乗車。その名の通りの「Zoo」駅でおりてすぐである。