Kagurazaka 45.Tokyoのブログ

専門誌編集者のブログです

動物写真家の写真集

 動物写真家さんの写真集をときおり買い求めるようになって、「同じ動物を、ことによれば同じ場所で撮っている場合すらあるのに、伝わってくるものがなぜこうも違うのだろう」と不思議に思っている。もっと言えば、一つの写真集のなかでさえ、ずっと眺めてしまうページが偏ってもくる。これって、なんの違いだ? それぞれの写真家さんの技術や経験の差? 動物への想いやスタンス? いつシャッターを切るかの問題?

 だれのどれがそうで、だれかのどれがそうではない、という話ではなくて、「動物写真ってなんだろう?」という話。いや、動物写真に限らないか。「写真ってなんだろう?」ということかもしれない。

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▲知床のオロンコ岩に登ったら、夕暮れ時を楽しむように海鳥が群れ、鳴き、飛びかっていた。絶好のシャッターチャンスに心踊るも、動物写真として切り取る技量の無さを痛感。ただ、サンセットを撮るのがせいいっぱいだった。