動物写真家の写真集
動物写真家さんの写真集をときおり買い求めるようになって、「同じ動物を、ことによれば同じ場所で撮っている場合すらあるのに、伝わってくるものがなぜこうも違うのだろう」と不思議に思っている。もっと言えば、一つの写真集のなかでさえ、ずっと眺めてしまうページが偏ってもくる。これって、なんの違いだ? それぞれの写真家さんの技術や経験の差? 動物への想いやスタンス? いつシャッターを切るかの問題?
だれのどれがそうで、だれかのどれがそうではない、という話ではなくて、「動物写真ってなんだろう?」という話。いや、動物写真に限らないか。「写真ってなんだろう?」ということかもしれない。